鞆の人々に『祇園さん』として親しまれている沼名前神社(ぬなくまじんじゃ)では,
6月30日(日)17:00~【夏越の大祓】が行われます。
大祓とは,罪やけがれや災いを除く為に年二回6月(夏越の大祓)と12月(師走の大祓)の
晦日に行う神事です。
沼名前神社の祇園宮でも,6月30日夏越の祓に茅の輪くぐり神事があります。
茅の輪くぐりの起源は『備後風土記逸文』に「蘇民将来」の話が残されています。
神代の昔,須佐之男命が一夜の宿を借りようとしたとき蘇民将来が厚いもてなしをしました。
数年後,疫病が流行する時,茅の輪をつくり腰につければ疫病を免れると須佐之男命は蘇民将来
に言い,その家族だけは助かったそうです。
この故事に基づき,今も多くの神社ではこの茅の輪神事が行われています。

館内にはこの茅の輪くぐりを再現し,来館者のみなさんに実際に体験していただいています。

この茅の輪神事が終わると,人々はこの茅を持ち帰り玄関の軒先に小さな茅の輪が下げられます。

こどもの成長を祝って白い馬の模型を町なかで引き回す「八朔の馬出し」を,
今年も八朔(八月一日)の日に近い9月8日(日)に行います。
昭和の初め頃絶えた八朔の馬出しを復活させて今回で12回目を迎えます。
【第12回 鞆の津 八朔の馬出し】
〇と き
2013年9月8日(日)10:00~12:00 *雨天中止
〇ところ
鞆町内
沼名前神社(出発)~祇園町~御幸町~原町~鍛冶町
~石井町~関町~鞆こども園(ゴール)
*出発前には沼名前神社前で鞆中学校なでしこ太鼓による太鼓の演奏もあります。
〇内容
こどもの成長を祝って,鞆の町なかを白い木製の馬にこどもを乗せて引きまわす行事です。

第11回八朔の馬出し 大賞作品
*第12回 八朔の馬出しの写真を募集します
2L(キャビネ)判程度の大きさ。裏面に住所・名前・電話番号・年齢を記入し,
資料館へ持参または郵送ください。
すべての応募写真を資料館で10/10(木)~11/24(日)まで展示します。
大賞作品は翌年のポスター・チラシに作品を使わせていただきます。
締切 9月28日(土)
問い合わせ先(写真応募先)
福山市鞆の浦歴史民俗資料館
〒720-0202 福山市鞆町後地536-1
☎ 084-982-1121