特別展「朝鮮通信使の文化的影響と日本人の文雅」は11月27日(日)が最終日です。

*11月28日(月)~30日(水)は入れ替え作業のため休館しますので,よろしくお願いいたします。

資料館からの眺めです。ここのところ四国の山々がくっきり出て,きれいです。
特別展「朝鮮通信使の文化的影響と日本人の文雅」の講演会を次のとおり開催します。
演 題 「菅茶山と朝鮮通信使」
講 師 広島県立歴史博物館 主任学芸員 西村直城さん
と き 11月20日(日) 13:30~15:00
ところ 当館2F 学習室
菅茶山は寛延元年(1748)に生まれ,19歳で学問を志し,西山拙斎とともに京都で那波魯堂に朱子学を,和田泰純に古医学を学ぶ。天明元年(1781)34歳で,私塾「黄葉夕陽村舎」を開き,その後塾は福山藩の郷校扱いとなり,「廉塾」と呼ばれた。菅茶山は江戸時代後期の備後が生んだ最高の漢詩人であり,また思想家・教育者である。
特別展「朝鮮通信使の文化的影響と日本人の文雅」を開催中(11月27日まで)です。
この関連行事として,展示説明会を開催します。
展覧会の見どころを学芸員がわかりやすく説明します。
と き 11月15日(火) 14:00~
ところ 当館展示室
*申込み不要ですが入館料(一般150円)が必要です。

特別展で展示中の六曲一双の屏風「鞆浦図対潮楼石摺」の左隻画‘鞆港・町並風景’の部分です。この屏風には福山藩の船番所・石垣・鐘撞き堂,藩の別邸でもあった御茶屋・藩蔵が画かれ,御茶屋の前には雁木があり,船が入れる船着場も確認できます。
ちなみに,右隻は正徳元年(1711)の朝鮮通信使三使の漢詩拓本と,延享五年(1748)の朝鮮通信使一行九人の漢詩拓本並びに菅茶山・菅良平長獻の拓本を貼り交ぜ,人物群が画かれています。
この鞆の風景は,画かれている建物や波止などから諸点を考慮すれば,文化七年(1810)より前のものと考えられます。

こちらは現在の鞆の浦です。
ひな祭を題材にした,心暖まる絵手紙の募集を行います。
今回で12回目を迎え,毎年約500点以上の作品が全国各地よりよせられ,多くの来館者にも大好評です。
◇題材 ひな祭 ◇大きさ 官製はがきの大きさ
◇応募方法 自作の絵手紙の表面に住所・名前・年齢・電話番号を明記の上,郵送または持参(応募料無料)。 一人2点まで。
◇応募期間(締め切り) 2012年1月25日(水) 到着分まで。
◇展示 2012年2月9日(木)~3月11日(日)
◇賞 大賞 1名,優秀賞約15点(うち子ども特別賞数点あり) 大賞には,保命酒などの特産品1万円相当を贈呈。大賞作品は当館へ帰属します。また,優秀賞には記念品を贈呈。大賞・優秀賞作品は作品集を作成します。
◇応募先 〒720-0202 広島県福山市鞆町後地536-1
福山市鞆の浦歴史民俗資料館宛
昨年度の大賞作品
11月3日(木)の文化の日は入館無料です。
特別展「朝鮮通信使の文化的影響と日本人の文雅」を開催中です。江戸時代の朝鮮と日本の文化交流の一端をぜひご覧いただければと思います。

当館より望む 秋の海